企業オーベクス東証スタンダード:3583】「繊維製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの研究開発活動は、経営理念である「真心をこめて、暮らしに欠かせない文化と科学を提案することにより、豊かな社会づくりに貢献できる企業を目指す」ために、市場ニーズに対応した付加価値の高い製品開発を推進しております。

 当連結会計年度の当社グループが支出した研究開発費の総額は、106百万円であります。

 セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。

(1) テクノ製品関連

 テクノ製品事業における研究開発活動は、SDGs・サステナビリティに向けた取り組みとしてリサイクル、バイオマス素材を選定し地球環境に配慮した製品の開発を推進しております。

 主力製品である筆記具用部材におきましては、個性豊かな生活スタイルの提案として、画材、アート&クラフト向けに鮮やかな色彩表現を可能とする付加価値の高い多くの製品を開発してまいりました。

 コスメチック部材につきましては、アイライナー・アイブロウ用途を中心に新たにマーケットで求められる煌びやかなインクが流れ、しなやかな使用感をもちあわせた製品やユニークなデザインを具現化した形状により快適で楽しいメイクアップを可能とする機能性に富んだ製品の開発に取り組みました。

 スタイラスペン部材では変化する顧客ニーズに対応できるよう、新しい書き心地や小型化を実現するための製品開発に取り組んでおります。

 これらの製品開発を通じて新しい知的財産権を積極的に出願し、また既存の知的財産権の活用を図りながら、当社グループの権利保護や競争優位性の確保に努め、高付加価値製品の開発に取り組んでおります。

 当連結会計年度におけるテクノ製品事業の研究開発費は、68百万円であります。

(2) メディカル製品関連

 メディカル製品事業では、医療機器メーカーとして独自の技術により開発された流量制御チューブを採用した加圧式医薬品注入器(以下:べセルフューザー)と親水性コーティング採用された血管造影用ガイドワイヤーを主力製品として製造販売をしております。また各分野の医療従事者からのご理解、ご協力のもと、互いに連携を図りながら医療現場で抱えている課題を当社の課題として認識し、特に安全性にはあらゆる可能性を考慮し検証を重ねた上で利便性・機能性を包括担保したマーケットイン思想に基づく製品開発を心がけております。

 既に術後疼痛、産科麻酔分野で展開されている製品「ベセルフューザーFC-PCA」は、市場で日々変化していくニーズに真摯に向き合いながら、神経ブロック療法、そして今期は新たに経静脈投与に適した製品を自社販売展開で上市し、更なる医療分野への貢献を図っております。また、化学療法分野で展開されている製品「ベセルフューザーType-T」は、携帯性、デザイン性がエンドユーザーからも評価されて順調にシェアを伸ばしております。さらに今後増えるであろう在宅医療への貢献を目指し、在宅緩和ケアに適した「べセルフューザーType-T」を展開し、患者様の痛みを緩和しQOL向上への貢献に取り組んでおります。

 血管造影用ガイドワイヤーに関しましては、品質向上を目標に研究開発に取り組んでまいりました。その結果、より信頼性の高い製品を市場に供給することができました。また、コストダウンを目標に生産方法・加工費・原材料を見直し、収益性の改善を行うことができました。その他、ガイドワイヤーのコア技術である親水性コーティングを循環器、消化器以外の分野に展開すべく開発を進め、より広い領域への進出を進めております。

 当連結会計年度におけるメディカル製品事業の研究開発費は、37百万円であります。

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