企業ヴィスコ・テクノロジーズ東証スタンダード:6698】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当連結会計年度は、高付加価値製品の開発を主体に研究開発をして参りました。具体的には、より広い業種への製品展開を目指した画像処理製品であるVTV-Edgeの機能改善を行いました。また、高輝度LED照明ラインアップの拡充及び半導体チップの検査方法開発により、光学系の分野においてさらに他社との差別化を図っております。今後も当社グループ製品の強みを更に強化すべく、「既存技術にとらわれない技術開発」「人間に近い外観検査」をテーマに研究開発活動を推進して参ります。

 当連結会計年度における研究項目別の研究目的及び研究成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は213,590千円となりました。

 なお、当社グループの事業は画像処理検査装置事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

「既存技術にとらわれない技術開発」

(1)VTV-Edgeの機能改善

 様々な業界の生産現場の検査に特化した画像処理検査装置VTV-Edgeをリリースし、ユーザーニーズに沿った機能改善を引き続き行いました。これにより、当社の販売中心であるコネクタ・電子部品・半導体分野以外の市場への拡販力の向上を図っております。

(2)高輝度LED照明装置のラインアップ拡充

 従来より、ラインアップ充実を図っていた高輝度LED照明装置について、形状や発行色等のラインアップを拡充しました。本製品により、様々な検査対象に最適な検査画像を短時間露光で得ることが可能となるため、検査精度・処理速度の向上を図ることができますが、ラインアップを拡充することにより、多様化する検査対象及び検査条件へのニーズに適合した照明装置を選定することが可能となります。

(3)VTV-QCS(Quality Control System)の高機能化

 当社画像処理製品であるVTV-9000を遠隔で一元的に管理・監視するためのツールについて、ユーザーニーズに沿った機能改善を行いました。

 これにより、生産現場に行かずにVTV-9000の検査画面をリモートで確認し、過去に実行された検査を高度な条件検索機能で閲覧できます。また、リモートで複数台の画像処理検査装置を使った検査工程の監視を行ったり、検査条件やタスクを切り替えたりする機能、画像保存によるトレーサビリティ管理が可能となり、より効率的な製造現場における検査工程の無人化を、ユーザーニーズに沿って支援することが可能となります。

「人間に近い外観検査」

(1)AIとルールベース画像処理とのハイブリッド画像処理検査製品のリリース

 FA画像処理検査では、定量的な良否判別基準が要求されますが、このような要求に対応するため、検査プロセス前段においてAIを用いて曖昧な要素でも検査対象を判別、検査プロセス後段においてルールベースによる画像処理検査を行うハイブリッド画像処理検査製品VTV-AI Studioをリリースしました。これにより、新たな顧客ニーズを満たす画像処理検査装置を提案しております。

(2)産学共同での新たなAI画像処理研究の取り組み

 深層学習データを3D計測に利用し、AI画像処理の高速化・高精度処理に成功しました。また、画像生成AIによる文字・形状認識の研究を併せて推進しております。

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