企業兼大株主ユシロ化学工業東証スタンダード:5013】「石油・石炭製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

 当社は創業以来、「共々の道」という理念を掲げ、事業に取り組んでおります。これは、企業は社会と共に、お客様と共に、さらには社員と共に歩んでこそ株主に繋がる皆様のためになり、企業価値向上に繋がるという考えであります。

 この不易の理念を踏まえ、当社は次の三つの経営理念を定めております。

①お客様に最良の商品とサービスを提供する。

②事業の発展を通じ、企業価値の永続的な向上を図る。

③社員が思う存分にその能力を発揮できる活力ある職場を作る。

 (2) 経営環境と対処すべき課題

 2023年度は、新型コロナ感染症対応が収束し、原材料価格の高騰が一段落するものの、日米金利差の拡大による急激な為替変動や物価変動などが予想され、引き続き景気の先行きを注視していく必要があります。また、2023年度以降、当社の主要顧客である自動車、自動車部品メーカーにおいては、EV化の進展などこれまでに経験のない大きな変化が進行すると予想しております。

 このような状況の中、当社は、中期経営計画『RECOVER PLUS』の最終年度として「収益性の改善」を第一に進め、日本シー・ビー・ケミカル株式会社との合併による統合シナジーを高めるとともにともに、次の課題に取り組んでまいります。

① 原材料価格高騰に対する対応

  - 昨年度価格改定が不十分であった顧客との交渉による価格転嫁の実施

  - サステナブルな原材料調達(海外拠点を含めた原材料調達の効率化、内製化)

② 金属加工油剤のシェア拡大

  - 自動車業界隣接分野(EV含む)及び他市場への参入・販売拡大

  - 航空機、医療、半導体などの分野に向けた高付加価値製品の販売拡大

  - 国内外グループ会社間シナジーの発揮

  - 光触媒機能付き切削加工油剤、常温洗浄対応製品など特色ある製品の販売拡大

③ 市場開拓

  - 自己修復性素材及び光触媒の機能性添加剤としての販売先拡大

  - ガラスコーティング剤の販売拡大

④ ESG戦略の推進

  - サステナビリティ推進委員会の取り組みによる全社サステナビリティ活動の推進

  - ESG推進項目のKPI化

 金属加工油剤の国内トップシェア企業として積み重ねてきた技術力、徹底した顧客ファーストの姿勢、そしてグローバル展開を活かし、グループ一丸となって上記課題に取り組み企業価値向上を図ってまいります。

 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、経営指標として、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を重視しております。上記の目標として、下記のとおり定めております。

指標

2023年3月期

実績

2024年3月期

目標

売上高

467億円

515億円

営業利益

10億円

20億円

経常利益

14億円

23億円

親会社株主に帰属する当期純利益

8億円

16億円

ROE

2.7%

4.7%

 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当社グループが利益ある持続的な成長を実現するためには、南北アメリカ、中国、東南アジア/インドの成長地域での業績拡大及び国内事業の収益性の向上、さらに事業領域の拡大が必要と考えており、対処すべき課題に掲げた課題に取り組んでまいります。

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