企業関門海東証スタンダード:3372】「小売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社グループは、「人間の宇宙をも一体化する可能性を確信し、本当のやさしさ・高い理想・信念・行動力を併せ持つ、主体性ある進化する個人を育て、愛に満ちた社会を創造する」という企業理念を基本方針としております。

(2)経営戦略等

 当社グループは、主力事業である「玄品」の価値向上を目的としたブランドの再構築を実施しており、これを基礎とした再成長・収益性向上に取り組んでまいります。

 関門海の強みである

・ 「玄品」がとらふぐ料理業界でNO.1の店舗数(国内64店舗・海外4店舗)であり、安定してとらふぐの調達が可能なこと

・  水産物の冷凍から解凍までの一連の工程における特許技術を有していること

・ 「玄品」の店舗オペレーションがシンプルであり、ノウハウの習得が比較的容易であることから、店舗展開しやすいモデルであること

 等を踏まえ、今後は

① 「玄品」の価値を最大限にまで磨き上げ、当社グループの「強み」を活かしたとらふぐ及びその他食材への展開

② とらふぐ料理業界でのシェア拡大並びに年中繁盛する「玄品」を目指し、各店舗の収益性向上

③ フランチャイズの日本全国及び海外への拡大等を推し進めてまいります。

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、店舗ごとの売上高営業利益率を重要な経営指標と考えております。具体的には、売上高営業利益率10%、店舗ごとの償却前営業利益率20%の達成を目指してまいりたいと考えております。

(4)経営環境

 当社グループの主力事業である「玄品」が属するとらふぐ料理業界は、景気動向、とらふぐ相場、インバウンド旅行客に大きな影響を受けます。とらふぐは高級食材であるため、消費意欲動向により来客数、客単価等が左右されます。また、新型コロナウイルス感染症の影響によるインバウンド旅行客の減少等により新型コロナウイルス感染症の感染拡大前の売上高までは回復しておりませんが、今後は、国内の宴会需要やインバウンド旅行客は回復傾向が顕著に表れると考えられます。当社グループでは、引き続き徹底した衛生管理を行いながら、従業員の安全確保、新たなメニュー開発、インバウンド旅行客の動向把握、新たな販売チャネルの開拓等、経営環境の変化に対応してまいります。

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和され、社会経済活動の正常化に向けた動きが進み、飲食業界を取り巻く環境にも回復の兆しがみえてきた一方で、世界的なエネルギー価格の高騰等を背景とした物価上昇や、社会問題となっております人手不足の課題解決に注視すべき状況が続いております。

 このような状況の中、当社グループの更なる持続的な成長の実現に向けて注力すべき取組みとして、「人財育成」「玄品ブランドの再構築」「外部販売事業の継続強化」「財務基盤の強化」の4つを設定しています。

① 人財育成

 当社グループは人財育成に主眼を置き、商品知識、接客、マネジメントに特化した研修の充実、従業員の待遇改善等を実施していき、全ての階層において人財が充実し、主体的な将来の幹部候補が多数存在することにより継続的に繁栄する企業を目指してまいります。

 今期においては、引き続き新卒・中途採用の強化を継続するとともに、採用チャネルを人材紹介事業者の活用や知人紹介等に多角化し、様々な国籍の多様な人材が、個々の強みを活かしつつ活躍し、働き甲斐を感じることのできる環境・組織風土の整備を進め、新たな労働環境を見据えた働き方改革の推進や、女性社員の活躍推進等、従業員のライフステージによる変化に沿った自己実現を支援する取組みを進めてまいります。

 また、キャリアフィールドの整備やスキルの可視化を行い、自発的なキャリア形成を尊重する成長支援制度を新たに整備するとともに、事業展開を推し進める中核人材の育成に加え、社員が果敢にチャレンジできる機会を創出すると同時にフォロー・サポートのサイクルを確立してまいります。

② 「玄品」ブランドの再構築

 当社グループの売上高営業利益率が低い要因といたしまして、主力事業である「玄品」の夏季の収益悪化が挙げられます。当社グループが、永続的に企業価値を高めていくために、この事業モデルを見つめなおし、年間を通じて顧客のニーズに柔軟に対応できる「美味で健康的な本物のおいしさ」を追求した商品開発を行っていき、「高い商品力」で認知いただける店舗運営に励みながら、店舗運営力強化による収益性の向上、適切な設備改修、フランチャイズ事業体制の強化、出店戦略やマーケティング方法の見直しにより、「玄品」ブランドの向上を図り、継続成長のための強固な基盤を構築してまいります。

③ 外部販売事業の継続強化

 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、事業活動の継続のために推し進めた外部販売事業により、新たな販路の獲得ができました。

 今期に関しましては、本事業を引き続き強化し、当社グループの主力事業である「玄品」に次ぐ柱とすべく、生産体制の構築、必要な設備投資を行ってまいります。

④ 財務基盤の強化

 当社グループの財務体質は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による損失の計上等により悪化傾向にありました。行動制限の緩和等による売上高回復等により改善に向かっておりますが、今後に関しましても、うなぎ等の年間を通じて食される食材を積極的に取り入れ、店舗営業・外販の両軸で顧客増加に向けた施策を行い、業績の改善及び在庫の適正化等によるキャッシュの確保等により財務基盤の強化につとめてまいります。

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