企業兼大株主沖電気工業東証プライム:6703】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

OKIグループ(当社及び連結子会社)は、2020年11月に発表した「中期経営計画2022」のとおり、「クリティカルなモノづくり・コトづくりを通じて社会課題を解決する企業」であり続けるために必要な先進技術を注力研究テーマとして研究開発活動を推進しております。

 当連結会計年度のOKIグループの研究開発費は9,608百万円であり、各事業及び全社共通等における研究開発活動の主な成果及び研究開発費は次のとおりであります。

<ソリューションシステム>

 物流分野におけるルート配送の配送計画をAIによって最適化する配送計画最適化サービス「LocoMoses™」(ロコモーゼ)を開発し、販売を開始しました。本サービスは、当社が開発した「コスト最小型ルート配送最適化AI」を用いて最適な積載量やルートを短時間で自動的に立案できるSaaS型のサービスであります。これまで熟練社員に属人化していた配送計画作業の負担解消に加え、「分割配送」の手法を取り入れた高効率なルート配送が実現でき、配送経費の削減やCO排出量の削減に貢献します。

 当事業に係る研究開発費は、2,651百万円であります。

<コンポーネント&プラットフォーム>

(1)I-PEX Piezo Solutions株式会社との共同開発により、圧電単結晶薄膜とSOIウエハーの接合技術を確立し、超音波センサーなど圧電MEMSデバイスの性能を約20倍と飛躍的に向上させる「圧電単結晶薄膜接合ウエハー」の試作に成功しました。この技術により例えばスマートフォン指紋認証の方式を、指紋の凹凸検知による認証から静脈検知による認証に変えることができ、堅牢性と安定性を得ることができるようになります。

(2)世界最小カラーLEDプリンター「PLAVI(プラビ) Pro330S」をリニューアル発売しました。「PLAVI Pro330S」は幅狭用紙への多様なカラーオンデマンド印刷が行えるプリンターで、SIerと共創する業務改善システム用の出力端末として2020年9月に発売しました。このたび、ラベル紙のギャップ(ラベルとラベルの間)で自動カットする機能の実装と、専用オプションとしてロール紙ホルダーの開発を行い、カラーラベル印刷にも最適なプリンターとしてリニューアルしました。製造・物流現場や医療現場などで需要の高い幅狭カラーラベルの内製化・即時発行を実現する機能を加えました。

 当事業に係る研究開発費は、4,872百万円であります。

<全社共通等>

(1)人と多種ロボット、さまざまなエッジデバイスを連携し、遠隔からリアルタイムかつ直感的に現場対応を行うリモートDXプラットフォーム技術「REMOWAY™(リモウェイ)」を開発しました。本技術により、現場の業務プロセスの見える化だけでなく、業務特性にあわせたリアルタイムな業務の監視と制御ができます。

(2)光ファイバーを介して多数の小型レーザー照射部を接続する多点レーザー方式により複数の対象物の振動を計測する「多点型レーザー振動計」において、振動雑音影響を緩和する「光ファイバー外乱抑圧技術(特許出願中)」を開発し、敷設された光ファイバーに混入する環境由来の外乱振動を約99%除去することに成功しました。屋外に光ファイバーを設置した場合でも雨風の影響を受けずに対象物の振動が計測できるほか、さまざまな装置の振動が伝わる工場などの現場においても、高精度な振動計測が可能になります。

 全社共通等に係る研究開発費は、2,084百万円であります。

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