日比谷総合設備 【東証プライム:1982】「建設業」 へ投稿
企業概要
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループの事業活動の方向性を示す“HIBIYA Vision”は、本業を通じてCSRを軸とした活動を進めることで企業としての社会的責任を果たし、ステークホルダーの皆様にとって魅力ある企業となることを使命に掲げております。
経営理念「HIBIYA Vision」
ミッション
私たちは次に掲げる使命のために存在します
■光・水・空気と情報で建物に命を吹き込み、お客様・社会にとって安全、安心、快適な環境を創造します。
■建物のケア・マネージャーとして、ライフサイクルにわたるサポートでお客様のニーズに応えます。
■たゆまぬ総合エンジニアリング力の向上によって地球環境保全に貢献します。
■社員を大切にし、お客様、株主を大切にします。
(2)経営戦略・経営目標等
当社グループは、2023年度を初年度とし、2025年度までの3か年の事業運営に関する「第8次中期経営計画」を策定いたしました。基本方針、重点施策、資本・配当政策、財務目標は次のとおりであります。
①基本方針
■コア事業を深める
営業・技術基盤の強化と深化、経営資源の最適配分による収益力向上
■事業領域を拡げる
イノベーションによる成長領域の拡大
■経営基盤を高める
人材マネジメントの充実による人的資本の価値向上
■ESG経営
サステナビリティ経営推進による社会価値の創造
②重点施策
a.コア事業を深める
・主要顧客の事業変革への対応
・地域密着型営業の推進
・データセンターソリューションの展開
・生産施設への事業分野拡大
・オフィス等の注力分野への柔軟な対応
・人員の最適配置と生産性向上
・コスト競争力と採算性の確保
・安全・品質の向上
b.事業領域を拡げる
・カーボンニュートラル事業推進『HIBIYA未来創造』の展開
・技術高度化に向けたイノベーションラボ活用
c.経営基盤を高める
・人材マネジメントの充実
・コンプライアンスの徹底
・リスクマネジメントの強化
・地域・社会貢献活動の活性化
d.グループ
・グループシナジー効果の発揮
e.ESG経営
・脱炭素社会への積極的な貢献
・人的投資の可視化と活用
・地域・社会貢献活動の積極的な実施と支援
・安心・安全な労働環境の整備
・コンプライアンスの徹底とリスクマネジメントの強化
③資本・配当政策
a.資本コスト(株主資本コスト)を上回る資本収益性(ROE)の確保
・持続的な利益の拡大
・キャッシュ(キャッシュフロー・余剰資金)の有効活用
b.株主還元
・安定的かつ継続的な株主配当
・機動的な自己株式の取得
④財務目標
第8次中期経営計画最終年度の連結財務目標
受注高 | 910億円 |
売上高 | 905億円 |
営業利益 | 65億円 |
親会社株主に帰属 する当期純利益 | 48億円 |
ROE | 7%以上 |
(3)経営環境・優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
今後の見通しといたしましては、当面の景気動向は、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあり、引き続き回復を続けることが期待されますが、海外経済の減速や金融資本市場の変動等の影響による下振れリスクに十分注意する必要があります。
建設業界におきましては、当面は堅調な建設投資が期待できますが、資材価格上昇等への留意が必要です。
当社グループにおきましては、「営業・技術基盤の強化と深化、経営資源の最適配分による収益力向上」、「イノベーションによる成長領域の拡大」、「人材マネジメントの充実による人的資本の価値向上」、「サステナビリティ経営推進による社会価値の創造」を基本方針とする「第8次中期経営計画」を策定いたしました。
第59期(2024年3月期)は、「第8次中期経営計画」スタートの年度と位置づけ、地域密着型営業の推進、データセンター・生産施設・大規模再開発等の注力分野への営業展開による「コア事業の深化」、カーボンニュートラル事業の推進等による「事業領域の拡大」、人材マネジメントやリスクマネジメントの充実等による「経営基盤の強化」を遂行してまいります。業績予想は、受注高865億円、売上高850億円、営業利益50億円、親会社株主に帰属する当期純利益38億円としております。
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