日本金銭機械 【東証プライム:6418】「機械」 へ投稿
企業概要
(1)研究開発活動の方針
当社グループは、行動指針のひとつに「自主創造:独創的な商品とサービスを世界の人々に提供しよう」を掲げ、多様化する社会情勢や顧客ニーズに合致した、市場適合性の高い製品やサービスを、迅速に製品化し、顧客や利用者の満足度向上を図ることを基本方針とし、当社の製品が人と人の信頼関係の発展に資するものであることを願っております。
(2)研究開発活動
世界各国の貨幣に対応した鑑識別・搬送・集積・還流等を中心とした貨幣処理技術を追求するとともに、これらの技術・ノウハウを応用・発展させたシステム製品開発にも注力しており、潜在的な顧客ニーズを引出し、新たな市場開拓に向けた活動を活発化させております。また、製品開発を進める上で、知的財産権の権利化の促進や有効活用にも注力しております。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は、1,396百万円でありました。
①グローバルゲーミング
当連結会計年度は、カジノバックヤード向け自動化機器の製品開発を継続しており、昨年度に引き続き米国最大のゲーミングショーに出展し大きな反響を得ております。更なる品質向上に注力し、早期製品化に向けて尽力しております。
②海外コマーシャル
当連結会計年度は、流通・警送向け製品の開発を行っております。従来機からの性能アップと品質向上に取り組み、市場ニーズに応えるべくエントリーモデルからハイエンドモデルまでの充実した製品ラインナップを取り揃えることにより、既存市場だけではなく未開拓市場への展開も図ってまいります。
③国内コマーシャル
当連結会計年度は、500円硬貨の改鋳対応に注力しており、市場機への円滑な導入を進めるべく取り組んでおります。
また、2024年に発行が予定されている新紙幣への改刷対応についても、万全の体制を取り進行中であります。
④遊技場向機器
当連結会計年度は、紙幣搬送システムにおいて新たなユニットメーカーとの接続開発を実施し、既存店舗の約75%のユニットに接続可能となっており、また1動作に対する搬送枚数を約3倍に拡大し更なる省電力化を実現しています。更に接続する外部識別機を業界最小サイズに小型化し導入条件の緩和を図りました。
また、モニタリングシステムの機能追加を実施しました。紙幣搬送、メダル自動補給装置の稼働状況を監視の元、緊急対応の必要性を判断し保守員への通知を行うことで保守サービスに活用しております。
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