企業新日本理化東証スタンダード:4406】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営理念及び経営ビジョン

 経営理念:私たち新日本理化グループは、もの創りを通して広く社会の発展に貢献します。

 ビジョン2030(2030年のありたい姿):Be the best SPICE!~心躍る極上のスパイスになる~

 当社は、1919年の創業からこれまで、上記経営理念のもと着実に事業を継続してまいりました。そして2030年のありたい姿を示すものとして、ビジョン2030「Be the best SPICE!~心躍る極上のスパイスになる~」を策定しております。

 当社が創るものは、社会の様々なシーンを支える、キラリと光る唯一無二の特性をもった素材です。それらの素材は、当社自身が、多様な価値観を活かす、精鋭の集まりであってこそ生み出されるものだと考えております。当社の一人ひとりが、スパイスのようにお互いを引き立て合い、そして人々の心を躍らせるようなスパイスを提供する企業となること、それが2030年に向けて、当社が目指す姿です。

(2)中期経営計画の進捗と対処すべき課題

 ビジョン2030の達成に向け、2021年4月からの5か年の中期経営計画を策定し、以下の事業戦略に基づき取組みを進めております。

<中期経営計画の基本コンセプト>

・環境・社会・人(命)に関わる課題に果敢にチャレンジし、価値創造企業を目指す。

・「情報・通信」「モビリティ」「ライフサイエンス」「環境ソリューション」の4領域に経営資源を集中し、成長戦略を実現する。

<経営目標(連結)>

 

2025年度目標

売上高

360億円

営業利益

22億円

ROE

8.0%

 なお、2022年度は、売上高(連結)331億円、営業損失(連結)4億円、ROE(連結)△2.8%となりました。詳細な結果については「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」をご参照ください。

<事業戦略の進捗状況及び対処すべき課題>

① 稼ぐ力の再構築

 既存事業のスクラップ&ビルドを急ぎ、事業ポートフォリオの見直しを進めます。2023年度上期を目途に、子会社でのステアリン酸製造を中止するほか、可塑剤や酸無水物の一部品目については製造拠点を集約・合理化し事業競争力を強化します。その他の不採算事業も立て直しを進め、改善が見込めない事業からは順次撤退します。

 一方、成長事業に資源を集中し早期の収益化を目指します。中でも新規結晶核剤やバイオマス由来のエステル油については、脱炭素社会実現に貢献する高付加価値製品として訴求し、市場・用途開拓を推し進めます。

② 新たな価値の創造

 2021年5月開設の新拠点「京都R&Dセンター」を核に、同業他社や異業種スタートアップ、学術機関など多様なパートナーとの技術交流や共同研究を進めております。また、2022年4月に立ち上げたDX推進室を中心に全社横断的にデジタル化を進めてまいります。製造現場では設備稼働データに基づく異常・故障の予兆保全、営業現場では顧客管理システムを活用した営業戦略の高度化など、各部門が課題と目標を設定のうえ取組みを推進しております。

③ 組織変革

 企業価値向上の源泉となる人材に対し積極的な投資を行っております。2023年4月に導入した新たな人事制度は、年功的な処遇要素を削減し評価・処遇にメリハリを付けることに主眼を置いたものであり、これにより社員のチャレンジングな行動を促します。また、ダイバーシティ&インクルージョンを推進すべく、女性の管理職登用はもとより、異業種からのキャリア人材の採用拡大やフレキシブルな働き方を可能にする制度など複数の施策を継続的に実施しております。

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