企業兼大株主多木化学東証プライム:4025】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは、「研究開発は企業価値向上の原動力」と位置づけ、新製品・新技術の研究開発に注力しております。特に、将来の成長が期待されている高機能性材料及びそれらの先端応用技術について、大学等の研究機関とも連携・共同して研究開発を進めております。

 当社グループの研究開発要員は82名で、グループ総従業員数の約13%にあたります。研究開発要員のうち34名は製造技術支援要員で、既存製品に対するユーザーからの要求に対応して、品質向上やコストの低減などを進めております。

 当連結会計年度における研究開発活動の主なものは、以下のとおりであります。

(1) アグリ

 令和6年度に実施する、肥料生産方式の合理化に関しては、昨年確立した生産コスト及び温室効果ガスを削減する技術に基づき製造支援を行いました。

 また、環境負荷軽減につながる新たな液状緩効性肥料の製造技術を確立し、新製品の上市を決定しました。

(2) 化学品

① 水処理薬剤

 超高塩基度ポリ塩化アルミニウムの拡販のための適用研究及び、本社工場の生産能力増強のための製造支援を行いました。

② 機能性材料

 メディカル材料分野では、既存製品に関しては、昨年確立した環境負荷を低減する製造プロセスの水平展開を進めました。新製品に関しては、新たな医療領域への適用に向けて、ユーザーや大学との共同開発を行いました。

 ナノ材料では、電池向けの新たなゾル製品を開発し、特許出願を行いました。

(3) その他の研究開発活動

 魚うろこ由来3重らせんコラーゲン材料に関しては、令和5年4月より化粧品「Urumicoコラーゲンヴェールセット」の販売を開始しました。また、新潟大学、㈱小松精機工作所と共同開発した再生医療用コラーゲンシートの製造・販売を行う新会社㈱CоllaWindに出資しました。様々な分野へ展開し、事業化を進めてまいります。

 バカマツタケの完全人工栽培に関しては、近隣の飲食店などへのサンプル提供を行い、市場の評価を継続的に受け、香りや食味に関して好評価を受けるなど、一定の評価を得ております。引き続き市場の需要や生産効率などを詳細に評価してまいります。

 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、以下のとおりであります。

セグメントの名称

金額(百万円)

アグリ

21

化学品

241

その他の研究開発費

223

合計

486

   (注)上記には、製造技術支援にかかる費用は含まれておりません。

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