企業兼房東証スタンダード:5984】「金属製品 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループはグローバルな市場で高度なモノづくりに対応するため、切削加工における「長寿命化」「高精度化」「低騒音化」などの市場ニーズを解決する高付加価値工具及び周辺技術の研究開発を行っております。主な活動は、当社テクニカルセンター及びコミュニケーションセンターにおいて実施しており、主要課題として地球環境に優しい環境配慮型新製品を重点に「各種表面処理技術の研究」「工具材料として希少金属の有効利用」「差別化新製品の開発と製品群の拡充」「新規市場分野向け高精度工具開発及び製造技術の研究」などを中心に研究開発し、グローバルに製品販売しております。

 当連結会計年度のトピックとして、一昨年度に開発したアルミ加工用ヘッド交換式多刃ダイヤフェースミル「Nova E’z Disc」が、「22年超モノづくり部品大賞」(主催 モノづくり日本会議、日刊工業新聞社)において奨励賞を受賞しました。本製品は、多結晶ダイヤモンド(PCD)刃を有するディスク形状の替刃ヘッドによって、ディスクをボディーに締結するだけの簡便な方法で刃先全てを一度に交換可能となり、加えて熟練者が時間を掛けて行っていた刃先振れ精度調整も不要となります。これらによりインサートタイプに比べ段取り時間が1/10以下に短縮されます。また、独自のロウ付け技術によりインサートタイプの2倍程度の刃数を有することで、従来当社製品が特長としてきた高速・高能率加工も併せて実現しています。

 当連結会計年度の開発成果としましては、鋳鉄加工用ヘッド交換式cBNフェースミル「Cast E’z Disc」を開発いたしました。高い耐欠損性能を有する特殊刃型の採用による工具の長寿命化と、「Nova E’z Disc」で確立したヘッド交換式の技術を利用しました。これらにより、工具交換頻度の高い鋳鉄加工において、替刃交換頻度と替刃交換時間がどちらも削減され、効果的にダウンタイムを削減することが可能となりました。

 なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は259百万円となっております。

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