企業兼大株主住友精化東証プライム:4008】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当連結会計年度における研究開発費の総額は 2,691百万円であり、各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果および研究開発費は次のとおりであります。

(1) 吸水性樹脂

 高齢者の人口が増加していることから大人用衛生用品を重点領域に位置付け、求められている消臭・薄型・漏れ防止等の機能を追求した高機能グレードの研究開発に注力しております。

 また、吸収体の利用効率を高める新しい技術コンセプトを採用したグレードを開発し、既にその実証を終えております。今後、量産、販売に向けて開発を加速していきます。

 その他、高機能化による最終消費材の廃棄物・環境負荷低減につながる技術開発も行っていきます。

 当セグメントに係る研究開発費は、652百万円であります。

(2) 機能マテリアル

 リチウムイオン2次電池(LiB)の高容量化に寄与する素材として水系バインダーについて欧州、中国の電池メーカー向けにサンプル提供および技術フォローを進めております。

 また、昨今のプラスチック代替ニーズに応える食品包装紙用コーティング剤の開発を進めております。

 その他、次世代半導体材料についても、顧客評価を受けながら、量産化技術の開発を進めてまいります。

 当セグメントに係る研究開発費は、1,552百万円であります。

(3) 全社共通

 全社共通の研究では、GHG(温室効果ガス)排出削減につながる技術、製品の研究開発に取り組んでおり、社会のカーボンニュートラル実現へ貢献していきたいと考えております。

 具体的には、使用済紙おむつから回収した吸水性樹脂のリサイクル技術の開発を行っております。この技術は、再び紙おむつ用吸水性樹脂として使用する水平リサイクルを目指しております。

 また、当社PSA技術を活用した排ガス中のCO2分離回収技術の開発にも取り込んでおります。各工場でのボイラー等から発生する低濃度CO2の分離回収を目指しております。

 その他、車載用・産業用電動機の省エネルギー化に寄与する耐部分放電性を備えた機能性絶縁材の開発も進めております。

 当セグメントに係る研究開発費は、486百万円であります。

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