企業兼大株主中部飼料東証プライム:2053】「食品業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

 日本の畜水産業界を担う皆様の良きパートナーでありたい。そして食卓に安心と美味しさをお届けしたい。そんな思いから、当社は「飼は食を司る」との使命感のもと、1949年の創業以来、配合飼料の総合メーカーとして歴史を重ねてきました。鶏・豚・牛・魚の飼料製造販売を主力事業に、「ごまたまご」などの特性ある畜水産物の販売や有機入り配合肥料の製造販売を加え、さらに環境問題に取り組んだ畜糞発酵処理機の製作販売や畜産保険の販売など畜産関連事業も手掛けています。こうした事業を通して、環境に配慮した飼料の開発や温室効果ガス排出量の削減等、日本の畜水産業の持続的な発展に寄与する取組みも推進しています

 当社が何より大切にするのは、お客様と共に課題を見つけ出しこれを解決することです。

 独立系メーカーとして、自社一貫生産設備を活かし「特性ある仕事をして社会に貢献する」という社是の理念のもと、お客様と確かな信頼関係を築き、共に成長することが創業以来培ってきた当社のDNAです。

 今後も、特性ある飼料の開発、製造及び安定供給に尽力し続けることで、お客様が安全で美味しい畜水産物を食卓にお届けできるよう日本の畜水産業の発展に寄与し、日本の食の一端を担ってまいります。

(2) 経営戦略等

 当社は、24年3月期~26年3月期の新中期経営計画において、「製造・販売・研究の各基盤の強化と製・販・研一体となった取組みを進め自社工場で飼料の安定供給責任を万全に果たす」「中長期的な企業価値の向上とさらなる成長を実現するため収益力向上と規模拡大により強い収益基盤を構築する」「各基盤を支え成長を生み出す原動力となる社員の満足度を上げる」という3つの基本方針を策定しております。

 この3つの基本方針のもと、新中期経営計画を達成するため、以下の3つの基本戦略を立てております。

① 飼料セグメントの収益力向上と規模拡大

 製造・販売・研究一体の強みを生かし、とくに環境に配慮した飼料の開発・販売を強化することによって、飼料の付加価値販売を徹底していきます。また、製販一体となったコスト改善及び生産性向上の継続や、社会・環境変化に応じた攻めの原材料調達、市場拡大が見込める地域や畜種での拡販などに取り組んでまいります。

② その他セグメントの事業成長の加速

 鶏卵販売においては、安定供給のための取組み強化や高価格帯商品である特殊卵の販売強化による拡販、肥料においては、有機入り配合肥料の強みの訴求や新原料の調達、新製品の開発などによって拡販を図ってまいります。また、畜産用機器においては、海外市場への販売強化や下水汚泥処理機器の新規拡販などを図ってまいります。これらの取組みによって、事業の成長をさらに加速させます。

③ 成長する収益基盤を支えるサステナビリティ経営の推進

 サステナビリティ委員会を推進母体としてESGの取組みを推進し、温室効果ガス排出量の削減や人的資本への投資、取締役会の実効性向上などを通じて収益基盤を支えます。とくに人的資本への投資については、社員一人一人が企業の成長を生み出すとの考えのもと、「常に変革を目指し、自ら考え行動する人材」の確保・育成・活用に努めてまいります。

(3) 経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 飼料業界につきましては、国内人口減少や輸出入による畜水産物の生産動向の変化、鳥インフルエンザや豚熱等の疾病の発生、穀物相場や為替相場の乱高下、地政学的リスクの発生等、様々な要因が今後の事業活動へ影響を及ぼす状況にあります。また、足元ではエネルギー価格や飼料価格安定基金負担金の高止まり、積極的な設備投資による減価償却費の増加などが見込まれます。

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