企業三菱自動車工業東証プライム:7211】「輸送用機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 足許の環境変化を踏まえた経営課題の認識と、今後の経営戦略の考え方は次のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 自動車業界は、地球温暖化対策としての電動化に加え、AIやIoT等テクノロジーの発展により、人の移動とモノを運ぶための手段であった自動車の概念が大きく変わり、「100年に一度」の、大変革の時代を迎えています。

 これまで当社グループは、当事業年度までの3年間、中期経営計画「Small but Beautiful」に沿って様々な取り組みを実施いたしました。主な取り組みは次のとおりです。

・ 固定費削減/コスト構造改革は、目標に掲げた固定費20%削減を1年前倒しで実現しました。

・ コア地域とするASEANへ経営資源を集中、新中期経営計画以降発売する新商品の開発を進めました。並行して

 欧州の事業構造を改革し収益化を果たしています。

・ カーボンニュートラルの実現に向け、電動車ラインナップ強化と電動技術開発・次世代化も進めることがで

 きました。

 縮小均衡に陥ることなく収益性を改善するために、2021年度から「手取り改善活動」と称した収益改善活動を推進しました。工場出荷を起点に、ディストリビューター、ディーラー、そしてお客様に納車するまでの各プロセスにおける取引条件を精査・改善し、当社グループの台当たり売上単価を最大化する活動です。同時に、この活動は価値訴求の販売に繋がり、三菱自動車ブランドの底上げに貢献していると考えております。

 このような状況の中で当社グループは今年3月に、2023年度から2025年度までの新中期経営計画「Challenge 2025」を発表しました。これまで行ってきた構造改革により筋肉質で機動的となった経営体質を基盤に、地域戦略の「選択と集中」と、全社で取り組んでいる「手取り改善活動」を継続し、安定的な収益基盤を確立してまいります。「Challenge 2025」は、これまで以上に研究開発費と設備投資を安定的に投じることで、将来への更なる成長と次の時代へのチャレンジに繋がる経営計画であり、具体的には以下の主要項目の実現に取り組んでまいります。

1.販売台数110万台、営業利益2,200億円(営業利益率7%)を目標

2.今後5年間で16車種(内、電動車9車種)を投入

3.アセアン・オセアニア地域での更なる成長とアセアン向け商品を活用した他地域の収益力アップ

4.アライアンスを活用した日本を初めとする先進技術推進地域への対応

5.カーボンニュートラルの実現に向け温室効果ガス排出削減

6.デジタル化推進と新ビジネス領域への進出

7.更なるアライアンスとの連携強化(OEM商品相互補完等)

 以上の取り組みにおいて当社グループは、コンプライアンスを最優先に考え、お客様や社会からの信頼を損なうことのない誠実な企業として、社会や環境への配慮を強化してまいります。

「三菱自動車らしい」商品及びお客様に体感いただく機会の提供を通じ、お客様に自信を持って当社グループ商品を選んでいただける長期的な信頼関係を構築しながら、一つ一つの取組みを着実に実行し、「100年に一度」と言われる自動車業界大変革の時代に挑戦してまいります。

有価証券報告書PDFより抜粋
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