企業兼大株主三和ホールディングス東証プライム:5929】「金属製品 twitterでつぶやくへ投稿

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 当連結会計年度における研究開発活動は、防災・環境対応製品の拡充と製品・サービスのスマート化の推進を図り、かつ、品質、安全、施工性の向上及びコストダウンを推し進めながら、新製品の開発及び既存製品の改良に取り組みました。なお、研究開発費の総額は6,385百万円となっております。

 セグメント別の研究開発活動は以下のとおりであります。

(1) 日本

 防災製品として、間仕切関連商品では壁面パネル点検口に「遮音タイプ」、および「特定防火設備タイプ」を追加しました。高層オフィスやマンションの内廊下などに適した点検口となっており、ドアパネルを遮音性能の高い構造とすることで内部の設備機器などからの発生音を低減し、快適で過ごしやすい空間を提供することができるとともに、防火区画にも対応できます。

 環境対応製品として、工場・倉庫向けに、これまで防熱扉が設置されていた-5℃帯の保冷倉庫向けに対応可能な「Re-carbo(リカーボ)」シリーズ「高断熱OSD」を発売しました。「Re-carbo(リカーボ)」シリーズとは脱炭素社会の実現に貢献するため、CO2削減、省エネルギーに寄与する高断熱商品・サービスのシリーズ名称です。高断熱OSDは業界最厚の80mmの新型パネルを使用することで業界トップの断熱性能を実現することができました。空調効率アップによる省エネルギー化、CO2排出量削減が行え、お客様のScope1、2削減への貢献が期待できます。また、物流倉庫、工場及び商業・一般ビル向けでは、重量シャッターの耐風フック構造の見直しについて対象のスラットを拡大することで、高耐風圧性能を有した商品をさらに拡充させました。本取組は環境負荷低減にも貢献しており、鋼材使用量と溶接箇所の削減によりCO2を年間約22トン削減させることができます。

 製品のスマート化推進として、既設手動窓シャッター電動化システム「マドモアチェンジ」シリーズに、IoTにも対応可能な「マドモアチェンジSY」を追加しました。マドモアチェンジSYは既設の手動窓シャッターに専用部品を追加・交換するだけで手軽に手動から電動にチェンジできる商品です。リモコンでの快適操作に加えて今回、オプションでIoTにも対応させることでスマートフォンやスマートスピーカーでの操作が可能となり、より便利で快適なスマートホームの実現に貢献します。

 その他、「公共建築工事標準仕様書」の鋼製建具及びステンレス製建具組立工法に接着工法が追加されたことに対応し、ドアの組立工法として接着工法「SD-G」を追加設定しました。この工法は溶接を使用しない製作工法のため、溶接削減によるCO2削減(年間約572kg)、溶接ヒューム発生量の削減を図ることができる脱炭素社会実現に向けた取り組みとなります。また新商品としてJISの最高等級T-4を上回る遮音性能T-6相当を有しながら閉鎖後の追加操作が不要な業界トップクラスの高遮音扉「防音ガード」を発売しました。これまでの防音扉は高い遮音性能を確保するため閉鎖後にハンドル操作が必要なグレモン錠の設置が一般的でしたが、今回、一般錠を使用しながら高い遮音性能を実現することで、放送局のアナウンスブースからオフィスの会議室、学校など様々な場所でご利用頂けます。トイレブース関連では、スライド式曲面ドアの特長を生かし、省スペース性・利便性に優れたRブースシリーズをリニューアルし、利用者がブース内で倒れた場合などの非常時に迅速な救助を可能にする非常解機構を追加しました。スイングドアのようにブース外側にドアを開くことができ、ドアの脱落を防ぐ機構も設けています。

 なお、当セグメントに係る研究開発費は、1,912百万円であります。

(2) 北米

 気候変動(適応)対応製品としてトルネード対応耐風シャッターの開発やガレージドアの耐風仕様窓オプションの拡充、気候変動(緩和)対応製品として高断熱ガレージドアの開発、また、製品のスマート化推進として住宅用開閉機の宅配ボックス向けやホームオートメーション対応のWi-Fi接続商品の開発を行いました。

 なお、当セグメントに係る研究開発費は、3,190百万円であります。

(3) 欧州

 気候変動(適応)対応製品として耐風シャッターの開発、気候変動(緩和)対応製品として高断熱ガレージドアの開発、高速シャッターの品揃え強化、また、製品のスマート化推進として住宅用開閉機のSmartHomeアプリ機能の拡張を行いました。

 なお、当セグメントに係る研究開発費は、1,250百万円であります。

(4) アジア

 主に中国、香港、台湾、ベトナムにおいて、防火・遮熱対応のシャッター製品・ドア製品等の開発・改良に注力しています。

 なお、当セグメントに係る研究開発費は、30百万円であります。

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