企業兼大株主三井化学東証プライム:4183】「化学 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社及び連結子会社の研究開発は、当社研究開発本部の各研究所及び各連結子会社の研究開発部門によって推進されております。当連結会計年度の当社及び連結子会社の研究開発費は430億円であります。

 当社グループの研究開発本部の組織は、次のとおりであります。

    ・研究開発企画管理部

    ・Mitsui Chemicals Singapore R&D Centre

    ・合成化学品研究所

    ・高分子・複合材料研究所

    ・生産技術研究所

    ・モビリティデベロップメントセンター

    ・ICTソリューション研究センター

    ・未来技術創生センター

 当連結会計年度における各事業セグメント、新事業創出のための研究開発及びコーポレート研究の主要研究課題、研究開発費は、次のとおりであります。

(1) ライフ&ヘルスケア・ソリューション

 当社において、「ライフ&ヘルスケア・ソリューション」領域の製品群(ビジョンケア材料、パーソナルケア材料、高機能不織布等)の開発を行っております。また、Kulzer GmbHとサンメディカル㈱は、当社との連携も含めて、オーラルケア分野の製品開発を行っております。他方、三井化学クロップ&ライフソリューション㈱では、農業用及び防疫用薬剤に関する製品開発を行っております。当連結会計年度では、各事業領域における新製品開発(歯科材料、衛生材料用不織布、バイオ触媒、新規農薬原体等)に重点を置いております。また、医療関連領域においては、整形外科材料などのメディカル関連製品の事業創出に向けた研究開発を進めております。

 当セグメントに係る研究開発費は109億円であります。

(2) モビリティソリューション

 主に当社において、「モビリティソリューション」領域の製品群(エラストマー重合製品、複合材料製品、自動車部品等)の開発とソリューション(モジュールコンセプト等)の提案・提供を行っております。当連結会計年度では、モビリティや周辺産業が抱える社会課題を注視し、その解決に貢献する製品開発に重点を置いております。

 当セグメントに係る研究開発費は90億円であります。

(3) ICTソリューション

 当社において、ICTソリューション事業本部が取り扱う半導体・実装ソリューション、イメージングソリューション、バッテリーソリューション、コンバーティングソリューションの4領域の製品開発を行っております。また、三井化学東セロ㈱は、包装用フィルムおよびシートの製品開発を行うとともに、当社との連携のもと、半導体・実装分野での機能製品開発を進めております。

 当セグメントに係る研究開発費は100億円であります。

(4) ベーシック&グリーン・マテリアルズ

 当社において、「ベーシック&グリーン・マテリアルズ」領域の製品群(フェノール及びフェノール誘導品、ハイドロキノン等工業薬品、ポリウレタン原料、ペット樹脂等)の事業強化に資する合理化プロセスの開発を継続的に行っております。また、当社では、DXを活用しポリオレフィン樹脂の競争力強化に資する高性能重合触媒の開発を、㈱プライムポリマーでは、当社との連携のもと、ポリオレフィン樹脂やポリプロピレン・コンパウンドの新銘柄・新製品開発を、それぞれ進めております。

 当セグメントに係る研究開発費は56億円であります。

(5) 新事業創出に向けた研究開発

 当社においては、医・食・住における「社会課題を解決するソリューション」の創出に繋がる研究開発を進めております。注力領域として、ロボット材料ソリューション、細胞培養ソリューション、エネルギーソリューション事業を選定し、自社開発には拘らずに社外の技術や資源も活用しながらイノベーションを推進しております。

 新事業創出に係る研究開発費は5億円であり、その他セグメント及び全社費用等に計上しております。

(6) コーポレート研究

 当社において、各セグメント領域における製品やサービスの維持・強化・拡充に必要な基盤技術開発並びに革新技術開発を行っております。特に、近年は、マテリアルズインフォマティクスや感性評価技術といった最先端の基盤技術の展開やオープンイノベーションによる新たな技術の獲得にも積極的に取り組んでおります。また、未来技術創生センターでは、長期的な視点からの未来技術の習得・育成・蓄積、新事業・新製品創出に資する技術及び市場機会の探索に取り組んでおります。他方、Mitsui Chemicals Singapore R&D Centreでは、アジア・パシフィック地域発の新事業創出を視野に入れた研究開発に取り組んでおります。さらに、昨今の環境問題やカーボンニュートラルに資する取り組みとして、ケミカルリサイクル・マテリアルリサイクル・バイオマス原料転換・CCUSに関する研究開発にも注力しております。

 コーポレート研究に係る研究開発費は70億円であり、全報告セグメントに配賦しております。

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