企業兼大株主ブイ・テクノロジー東証プライム:7717】「精密機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針・経営戦略等

①経営理念

 大いなる志と溢れる情熱で、世界最高のイノベーションを創造し、社会に貢献します。

②経営方針

 独自の強みで、規模の拡大と収益の安定化を実現し、世界有数の製造ソリューションプロバイダーを目指します。

(2)経営環境及び対処すべき課題と取り組み

<経営環境>

 当連結会計年度における世界経済は、欧米での一部銀行の破綻に端を発した不安定な金融情勢、及びインフレ抑制のための金融引き締めとの関連で難しい舵取りを強いられています。日本においては、日米金利差の拡大等から、為替は大きく変動しました。中国はコロナ関連規制の解除から持ち直しの動きが見られるものの、世界経済全体としては、先行きへの不透明感が一層強まりました。

 フラットパネルディスプレイ(FPD)装置事業においてはFPD価格の低迷が続く中設備投資計画の見直しの動きが確認されました半導体・フォトマスク装置事業においては半導体の市況が一部の用途向けで悪化したものの当社グループに関連する設備投資は概ね計画通りに推移しました

<中長期的な成長に向けた取組>

 当社グループは、社会の情報化の基盤である半導体やディスプレイといった電子デバイスの製造に不可欠な、付加価値の高い製品やサービスをお客様にお届けする為に、技術進化に先駆けた研究開発からなる新製品の市場投入に加え、事業の早期立上げと現有事業とのシナジー創出を目的としたM&Aを繰り返しながら、事業の多角化および経営基盤の強化を進め、グループ全体で事業を拡大してきました。

 また、電子機器等の製品市況の変化に伴う装置需要の急変に機動的に対応できる生産体制を整えることで、グループの持続的かつ安定的な成長を図る取り組みを重ねています。

 更に、上記以外の成長性や安定性が期待できる分野での事業立上げにも数多く挑戦しています。

<主な取組>

①次世代製造装置の開発

 半導体関連では、技術進化が進む半導体後工程におけるアドバンスドパッケージ製造に寄与する露光技術や、フォトマスクの検査、測定、修正技術の開発を進め、一部については新製品として市場に投入しております。

 FPD関連では、TFT工程用の次世代のレーザアニール装置(BLDA)やOLED用の蒸着装置や蒸着マスクの技術開発に加え、μLED・Mini-LED関連技術等の研究開発と製品化に取組んでいます。

②半導体分野での取組

 2021年にコーター・デベロッパーやレジスト解析装置のリソテックジャパン株式会社を完全子会社化した他、2022年にはシリコンウェハ製造における検査技術をサポートする株式会社イーエフーイーを株式会社ナノシステムソリューションズの子会社として迎え、2023年には半導体用のウェットプロセス及び真空プロセス装置を幅広く手掛けるジャパンクリエイト株式会社を子会社化しています。

 これらの会社は、シリコンウェハやフォトレジストを開発・製造するお客様や、半導体を用いた電子デバイスを製造するお客様が必要とする製品・技術を製造工程に不可欠な技術を持つ会社であり、今後は事業や技術開発等の情報の共有等、グループ全体としてシナジーが発揮できる環境の整備を進め、更なる事業の拡大に努めてまいります。

③農業分野での取組

 中国での合弁会社での事業に加え、アグリ事業部を新設し、千葉及び御殿場農場での生産と、楽天市場での販売を開始した他、横須賀に新設したYRPイノベーションセンターの屋上に試験農場を開設、事業及び技術開発を本格的に開始しております。

④脱炭素技術分野での取組

 SiC素子を用いた高電圧超高速スイッチングモジュール等の電源技術の開発を主業とするネクスファイ・テクノロジー株式会社に出資しております。同社の技術は、産業用の特殊な電源に活用できる技術として、大学等の公的な研究機関や高電圧かつ高速な電気のコントロールが求められる分野での採用実績も徐々に増えてきています。

 また、同社は2022年に2022年度補助事業「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」に採択を受け、研究開発を加速しています。

⑤生産及び開発拠点の新設

 研究開発拠点としてYRPイノベーションセンターを設立、半導体関係装置の生産拠点の機能だけではなく、これまで分散していた開発機器を集結し、エンジニアが直接装置に触れることで、机上では得られない貴重なノウハウ取得や発想の転換から新製品につながるイノベーションを生み出します。

<事業ポートフォリオに関する基本的な方針>

 電子デバイス製造分野を中心に、子会社の事業を含め、多方面で事業を展開しております。当社グループは、保有する事業ポートフォリオを適時・適切に見直し、グループの安定成長に最も適した全社管理に取り組んでいます。

 ポートフォリオの見直しに際しては、事業ごとの業績動向に加え、グループのビジョンへの適合性や、中長期の環境変化を踏まえた上で、判断いたします。

 <経営理念及び中長期的な成長に向けた取り組み 概要図>

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