企業兼大株主トプコン東証プライム:7732】「精密機器 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 当社グループは、世界市場におけるVOC(Voice Of Customer、顧客の声)を捉え、本社、並びに米国・欧州・豪州等における子会社の各技術部門等で、積極的にグローバルな研究開発活動を行っております。これに加え、新技術の早期確立のために、国内外の外部研究機関との交流を活発に行っております。特に広帯域波長に対応できる光学応用技術、GNSS(Global Navigation Satellite System)コア技術、マシンコントロール(MC)技術、精密農業技術、測距・測角技術やOCT(Optical Coherence Tomography)を含む干渉計測・センシング技術、点群処理などの画像応用技術等の研究開発に注力致します。更には、事業拡大に向けて最新の機械学習技術を活用した新機能の開発や自動化技術、遠隔・監視技術、クラウドコンピューティング技術による独創的なソリューション開発に対しての投資を進め、各事業分野における技術アドバンテージの強化を目指しております。

 当年度におけるグループ全体の研究開発費は、20,743百万円(前年度比28.2%の増加)であり、セグメント毎の研究目的、研究成果、及び研究開発費は次のとおりであります。なお下記のほか、全社共通費用として先端研究開発を行っており、その研究開発費は2,965百万円であります。

(1) スマートインフラ事業

スマートインフラ事業は、自社保有技術の高度化・高機能化への研究開発を鋭意継続すると共に、他に類を見ない高付加価値差異化商品を他社に先駆け市場に投入すべく、新たな技術の研究開発と、そのIT応用に関する研究開発を行っております。

 当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、2,789百万円であります。

・「建築施工向けのワンマン位置出しシステム」による建築施工現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)をさらに推進させるスマートフォン用位置出し座標抽出アプリケーションソフトウエア『楽座』(らくざ)を発売しました。『楽座』をご利用いただくことで、高精度位置出し機『楽位置』(らくいち)と、誘導アプリケーションソフトウエア『楽墨』(らくずみ)による「建築施工向けワンマン位置出しシステム」により現場完結型のソリューションへと進化致します。

・1人で簡単に施工の高さ管理が行える高精度なレーザーセンサー『LS-B200/B200W』を発売いたしました。本商品と『Laser Manager』を使用することで、本体での操作に加え手元のスマートフォンで手軽に操作及び確認が行えるようになりました。建設現場の生産性を向上する製品の開発・販売を通じ、DXソリューションで建設業界の生産性向上に貢献してまいります。

(2) ポジショニング・カンパニー

ポジショニング・カンパニーは、最先端のGNSSコア技術、マシンコントロール(MC)技術、IMU応用技術、精密農業(AG)技術、土地測量応用技術、ウェブ・クラウドコンピューティング技術を基幹として、各事業分野に幅広い製品とサービスを提供するためにワールドワイドに研究開発活動を展開しております。

 当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、12,017百万円であります。

・小型建設機械に装着可能で汎用性が高いモバイル型マシンコントロールMC-Mobileを米州/欧州で発売いたしました。位置情報センサーに杭ナビ”LN-150を採用したことにより、高精度で再現性の良い安定した施工が可能となりました。MC-Mobileは一台のタブレットを用いて建設現場におけるマシンコントロールのみならず出来形測量にも適用でき、特に小規模工事での働き方や生産性向上に大きく貢献致します。

・建築施工向けタブレット用レイアウトソフトウェアTopcon Digital Layoutを発売しました。杭ナビ”LN-150やトータルステーションと連動することで、建築現場における3次元設計データの杭打ちや放射観測・現況測量のサービスを提供できるようになりました。

・精密農業分野では、OEM向けOPUSディスプレイシリーズを拡張し、高機能で、様々な用途に対応可能なOPUS B3/B4/B6をリリースしました。本商品には自動操舵、計画、作業機を操縦可能にする最新のHorizonソフトを搭載しており、耕作、種まき、スプレー、収穫作業の効率化を実現します。

(3) アイケア事業

世界では人口増加と共に高齢化が急速に進展し、高齢化に伴う眼疾患の増加、医療コストの高騰、医師不足など様々な問題が発生しています。アイケア事業では、これらの課題を解決すべく、主に「検査」「診断」「治療」領域で、“人の目の健康への貢献”、特にQuality of Vision(見え方の質)の向上を目指し、眼科医向け及び眼鏡店向けの検査・診断用機器、治療機器、そのIT応用に関する研究開発を行っております。

 当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、2,736百万円であります。

・ワンタッチ・フルオートの簡単な操作で、眼底画像を取得できる新しい無散瞳眼底カメラ NW500をリリースしました。NW500ではスリットスキャン方式を採用することで、縮瞳の影響を受けにくく、暗室はもちろん明室でもシャープで自然な色味の高画質な眼底画像を提供します。コンパクト・省スペースを兼ね備え、PACS連携にも対応した多様な運用形態が可能です。

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