企業兼大株主ティアック東証スタンダード:6803】「電気機器 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 当社グループの研究開発活動は、主として提出会社に集中しており、提出会社及び現地販売法人において技術動向・市場動向の情報を集め、提出会社にて開発を担当し、国内外の生産拠点にて生産を行っております。

 当連結会計年度における提出会社の研究開発活動は、2事業部に所属し、各事業部に直結した開発部門が市場のニーズに合致した商品をいち早く商品化すべく、研究開発を推進しております。

 当連結会計年度の開発人員は107名で、研究開発費として1,154百万円投入しております。

 当連結会計年度の各事業部における主な研究開発の概況と成果は次のとおりであります。

<音響機器事業>

 ハンドヘルドレコーダー市場向けでは、Portacapture X8に続き32bitフロート録音に対応しカラータッチパネルとアプリランチャーシステムを採用した、ビデオグラファー、YouTubeクリエイター、ミュージシャン、レコーディングエンジニア、ポッドキャスターなど、コンパクトな機材で高品位な録音を必要とするクリエイターに向けたPortacapture X6を市場導入しました。またミキサー市場向けにデジタルミキサーSonicviewのオーディオ部と全く同じハードウェア構成で同等の性能を確保し高音質マイクプリアンプを搭載、Sonicviewからのフルコントロールで複数台の使用に加え専用リモートコントロール・ソフトウェアTASCAM IO CONTROLを使用することで、スタンドアローンでの運用や他社のデジタルミキサーが組み込まれた現場で入出力のリモートコントロールも可能な16チャンネル入出力DanteステージボックスSB-16Dを市場導入しました。更にSonicviewシリーズに装着することで、32チャンネルのマルチトラック録音、最大32トラックのパンチイン/アウト録音をサポート、プリレック機能、オートレック機能、マーキング機能、停電など予期せぬ電源のシャットダウン等においてもデータ損失を最小限に抑える電源断対応機能など、タスカムのレコーディング技術のノウハウを惜しみなく注いだインターフェースカードIF-MTR32を市場導入しました。既に市場導入済みのSonicview本体もIF-MTR32との連携機能と、バスごとに独立して設定できる(Ch mute/ Pre-send link)機能を追加したファームウェア V1.2.0、およびSonicview Controlアプリ V1.2.0をリリースいたしました。

 プレミアムオーディオカテゴリー(TEACブランド)では、Referenceシリーズのラインナップ拡充を図りました。Reference700シリーズでは、VRDSメカニズムを搭載したCDプレーヤーVRDS-701とCDトランスポートVRDS-701Tの設計開発を行いました。こちらの製品は2023年4月、5月にそれぞれ市場導入しております。Reference500シリーズでは、TASCAMブランドの放送局用機器で実績のある自社ドライブをベースとしたCDドライブを搭載し、10MHzクロック入力に対応したCDトランスポートPD-505Tの設計開発を行いました。この製品は2023年6月に市場導入しております。Reference300シリーズでは、HDMI eARCでテレビからハイレゾ音声を高音質で再生できるデジタル入力対応プリメインアンプAI-303を市場導入しました。

 ハイエンドオーディオカテゴリー(ESOTERICブランド)では、Grandiosoシリーズと05シリーズのラインナップ拡充を図りました。最高級フラッグシップモデルとなるGrandiosoシリーズでは、特許取得の独自非接触ドライブ方式を採用したアナログレコードターンテーブルGrandioso T1、上級機種のエッセンスを1筐体に凝縮したプリアンプGrandioso C1Xsolo、独自電流伝送に対応した純A級ステレオパワーアンプGrandioso S1Xを市場導入しました。ワールドワイド戦略モデル銘打った05シリーズでは、ネットワークDACプリアンプN-05XDとペアとなり、独自電流伝送に対応した純A級ステレオパワーアンプS-05、ATLAS 05メカニズムとディスクリートDAC搭載のSACDプレーヤーK-05XDを市場導入しました。

 当連結会計年度における研究開発費の金額は698百万円であります。

<情報機器事業>

 指示計/アンプ製品では、ロードセルシグナルコンディショナーTD-SC1の全4モデル市場導入を行いました。TD-SC1は、ロードセルの微小な電気信号を、制御装置の仕様に合わせた出力に変換するシグナルコンディショナーです。TD-SC1は、機能を必要最低限に抑えた『薄型コンパクト設計』とし、DINレール固定方式により制御ユニットの省スペース化に対応し、お客様の装置の小型化に貢献します。また、TDSC1は、TEDS校正に対応しています。TEDS校正により、電源投入時にセンサー情報を読込、自動で校正が完了します。

 医用画像記録再生機器では、メディカルビデオレコーダーUR-NEXT 4Kを開発し、国内に続いて海外市場への導入を行いました。UR-NEXT 4Kは、内視鏡や手術用顕微鏡の4K映像など医療現場で使用されている4Kカメラの映像記録を可能にした当社では初となる4K解像度に対応したメディカルビデオレコーダーです。7インチのタッチパネルに加え、本機種で初めてジョグダイヤルを採用しました。多彩な機能とシンプルで直感的な操作性を実現しました。

 当連結会計年度における研究開発費の金額は457百万円であります。

PR
検索