企業兼大株主スルガ銀行東証プライム:8358】「銀行業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

<経営の基本方針> 

 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

当社は、2018年11月に金融庁に提出した業務改善計画を着実に遂行し、内部統制に係る基本方針の実効性を確保することで、ガバナンス態勢を立て直すとともに、コンプライアンスの徹底、及びお客さま本位の業務運営を実現し、健全な組織風土・企業文化を築いてまいります。

2019年3月に「コンプライアンス憲章」を策定し、2019年11月に「企業理念」及び「中期経営計画」を策定いたしました。これらを着実に実行し、リテールバンキングを中核として、お客さまに寄り添い、必要とされる価値と豊かな暮らしのご提供を目指すとともに、持続可能なビジネスモデルを再構築することで地域の発展に貢献してまいります。

企業理念「あってよかった、出会えてよかった、と思われる存在でありたい。」

 企業理念はこれからのスルガ銀行を担う若手・中堅社員からなる「ジュニアボード」が中心となり、ボトムアップをテーマに刷新活動を推進し、策定いたしました。

 企業理念には、次のような全社員の想いが込められております。

・「お客さま本位の企業でありたい」という想い

・お客さまが抱える課題に向き合い、スルガ銀行ならではの付加価値をご提供させていただきたいという想い

・ハラスメントの撲滅、社員やその家族についても大切にして欲しいという社員の声を反映し、お客さまだけで

 なく、社員も大切にする企業でありたいという想い

■コンプライアンス憲章

 当社及びグループ社員のすべての行動・判断の基準となるコンプライアンスに関する基本方針として、「コンプライアンス憲章」を策定いたしました。

■中期経営計画 “Re:Start 2025”(2019年度~2025年度)

 企業理念の実現に向けて、お客さま本位の業務運営を徹底し、コアビジネスであるリテールバンキングへの取組みを通じて、当社独自の価値提供を実現することで、お客さまに心からご満足いただき、社員にとってもやりがいのある“スルガ銀行”の姿を創出するための経営計画を策定いたしました。

 コンプライアンスの徹底と、リスク・リターンの適正なコントロールを行う態勢を構築し、公共性が高い金融機関として“持続可能な新たなビジネスモデル”を展開してまいります。

<経営環境及び対処すべき課題>

本事業年度は、2019年11月に策定した2025年度までの中期経営計画“Re:Start 2025”の第1フェーズの最終年度でありました。

当社は、2019年11月から2022年度までを計画期間とした中期経営計画(“Re:Start 2025” 第1フェーズ)を2019年11月に公表。この計画に沿って、以下の戦略を実行し、着実な成果を上げることができました。

(1)重点課題への対処

 創業家との早期関係解消、シェアハウス関連融資の解決等

(2)営業戦略(トップライン戦略)

 独自のリテールインフラを土台に、持続可能なビジネスモデルの礎を構築

(3)構造改革(コスト戦略)

 経営資源配分の最適化を図り、新たな経営戦略を推進する事業基盤を整備

計画時想定していなかった新型コロナウイルス感染症の影響等によるローンの立ち上がりの遅れはあったものの最終年度は2,362億円(買入金銭債権含む)を実行するなど営業基盤の整備は順調に進展しました。また、実質与信費用の改善は当初計画以上に進んでおり、有価証券の売却損等を除いたRA業務粗利益(実質与信費用控除後の業務粗利益)は617億円と当初計画を超える水準に至ったものの、中期経営計画第2フェーズを見据え、有価証券ポートフォリオの再構築を企図した国債等債券損益における売却損等(171億円)を計上した結果、RA業務粗利益は計画比未達でしたが、持続可能なビジネスモデルの礎が確立しつつあります。

中期経営計画第1フェーズの取組みの進捗や経営環境の変化を踏まえつつ、2023年4月に、中期経営計画第2フェーズ(2023年度~2025年度)を策定しました。第2フェーズにおける経営戦略は次のとおりです。

(1)リテール・ソリューション事業の進化

当社の原点である“違いの創造”を追求し、お客さまの“不”を起点にした当社ならではの目線によるソリューションを提供し、お客さまに“あってよかった、出会えてよかった”をお届けする。

(2)持続可能な収益構造の構築

既存債権回収に伴うトップライン低下を、“3つの施策(組織再編による新事業収益の成長、コスト構造改革、債権品質向上による与信費用の低位安定化)”で打ち返し、持続的成長が実現できる収益構造へ転換する。

(3)リスクテイクとリスク分散

“RAF(リスクアペタイト・フレームワーク)”に則り、選択領域での積極的リスクテイクと検証を繰り返すとともに、従来の特定不動産領域に集中した運用資産構成からの分散を進める。

また、第2フェーズの成果目標(KPI)、経営戦略を実現するための5つの重点施策とキーワードについては、当社ホームページに開示をしております、中期経営計画「“Re:Start 2025 Phase 2”」をご参照ください。

URL:https://www.surugabank.co.jp/(「投資家情報」>「中期経営計画」よりご参照ください。)

今回策定した経営戦略・重点施策・キーワードを役職員一丸となって推進し、当社ビジョンに掲げる「当社ならではの独自の価値提供」を実現、地域・社会へ貢献すると共に企業価値の向上を目指してまいります。

き続き、持続可能な地域経済・社会の構築や企業理念の実現に取り組んでまいります。

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