企業兼大株主アルフレッサホールディングス東証プライム:2784】「卸売業 twitterでつぶやくへ投稿

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企業概要

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

 アルフレッサグループは、「理念体系」および「サステナビリティ基本方針」等として次のように位置づけております。




アルフレッサグループのなりたい姿(長期目標)


「アルフレッサグループ中長期ビジョン」全体像




(2) 中期経営計画

 アルフレッサグループは、2025年3月期を最終年度とする「22-24中期経営計画 未来への躍進 ~進化するヘルスケアコンソーシアム®~」を策定しております。

① 「22-24中期経営計画」グループ経営方針



 医療用医薬品等卸売事業ではスペシャリティ領域とメディカル品、セルフメディケーション卸売事業では専売商品、医薬品等製造事業では受託製造ならびに中枢神経・診断薬領域、および医療関連事業では在宅医療などの成長領域に注力していくことがグループの強固な基盤を築くものと考えております。


「新たな価値の創造」につきましては、各セグメントが持つ強みを活かし、当社グループのサプライチェーンをトータルに活用することにより、セグメントを超えた新たな価値を生み出してまいります。


 デジタルヘルスやヘルステックなど、様々なデジタルツールの活用で新たな価値を創造し、顧客の課題解決を図ってまいります。また、DX推進等により、ヘルスケアに携わる方々をつなぐ私たちの活動を新たなステージへ進め、お客様満足の向上を実現し、健康・医療に関する新たな事業領域へ挑戦いたします。


 グループが一体となった取り組みによる地域の健康・医療への貢献のため、各事業セグメントの事業会社が連携することで、事業モデルを強化し、新たな価値を創造することにより、グループ一丸となって、地域医療のニーズに応え、地域医療構想の実現を下支えすべく、貢献してまいります。


 環境保全への取り組み等を通じたサステナブル社会への貢献のため、「カーボンニュートラルに向けた取り組み」、「資源循環の取り組み」および「環境汚染防止、生物との共生」の推進を通じて、社会への貢献を行ってまいります。

2050年度、CO排出量実質ゼロに向けて、2020年度比で2024年度に10%削減、2030年度に30%の削減に取り組んでまいります。なお、2030年度の削減目標は、政府発表の目標と同じ、2013年度の推定値比の46%削減に概ね相当しております。


 ダイバーシティを中心とした人財戦略の推進のため、アルフレッサグループの人財要件である強い使命感、高い倫理観、適応力および挑戦心の4つに加えて、新たにグループの持続的な成長のための必要な機能において、豊富な知識・経験を有し、個性や才能を存分に発揮できる高い専門性を持つ人財育成に取り組んでまいります。グループで共に働く人々が多様性を受け入れ、仲間と共にゴールに向かって、個性や才能を存分に発揮して協働する強い「個」の集団を実現いたします。


 コンプライアンスの遵守を最優先とする企業風土の醸成のため、過去の過ちに真摯に向き合い、グループ一体となった具体的な取り組み・工夫を継続してまいります。現在、アルフレッサグループではコンプライアンス・リスクマネジメント会議に独占禁止法遵守に特化した医療用医薬品等卸売事業分科会を設置し、定期開催しております。また、各社にコンプライアンス専門部署、専用相談窓口に加えて、独占禁止法専門弁護士による専用相談窓口も設置し、営業現場との対話を強化いたしました。チェック機能として、内部監査部門等によるモニタリングを行っております。


② セグメント別の重点施策

(A) 医療用医薬品等卸売事業


(B) セルフメディケーション卸売事業


(C) 医薬品等製造事業


(D) 医療関連事業


(3) 目標とする経営指標

22-24中期経営計画の最終年度である2025年3月期の経営目標を次のとおり設定しております。

目標とする経営指標

2025年3月期

売上高(連結)

2兆7,000億円

営業利益率(連結)

1.5%以上

投資計画(累計)

1,200億円

株主還元

DOE(注) 2.4%以上

(注)DOE:連結純資産配当率

〈投資計画(累計)〉

2023年3月期から2025年3月期までの3か年累計で1,200億円規模の投資を予定しております。


(4) 経営環境

 今後の医薬品市場においては、薬価制度改革や様々な環境変化を踏まえると医療用医薬品市場は中期的にほぼ横ばいのまま推移すると予想されております。



 アルフレッサグループは、日本全国の医療機関や薬局等のお客様に対して、医療用医薬品をはじめ健康に関する様々な商品・サービスを、高い生産性でお届けしております。

 グループの理念体系にある「私たちのめざす姿」に掲げる「健康に関するあらゆる分野の商品・サービスを提供できるヘルスケアコンソーシアム®の実現」に向けて、着実に事業ポートフォリオの拡充を図っております。

(5) 優先的に対処すべき事業上の課題

① 独占禁止法遵守のための取り組み

 連結子会社のアルフレッサ株式会社は、独立行政法人国立病院機構(NHO)または独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)が運営する九州エリアに所在する病院が調達する医薬品に関して独立行政法人国立病院機構本部が行った2016年5月20日から2019年6月3日に実施された入札等において、独占禁止法違反の疑いがあるとして公正取引委員会による立入検査を受け、2023年3月、公正取引委員会から排除措置命令および課徴金納付命令を受けました。

 当社および当社グループは、このような事態に至りましたことを厳粛に受け止め、役職員一同、再発防止策の徹底に引き続き取り組んでまいります。当社グループが実践している再発防止のPDCAは以下のとおりであります。


② 企業価値の向上に向けた取り組み

(A) アルフレッサグループ中長期ビジョン

 薬価の中間年改定実施や物流費をはじめとしたコスト上昇等の急激な環境変化に伴い、足元の収益は低下しております。このような環境に対して、当社グループは、企業理念・サステナビリティ基本方針に基づき、3か年の中期経営計画に加え、新たに中長期ビジョンを定め、基盤事業・成長事業・新規事業による利益拡大および資本効率の改善によって企業価値の向上を目指してまいります。

(B) サステナビリティ基本方針

 当社グループは、理念体系に『私たちの思い』として、「すべての人に、いきいきとした生活を創造しお届けします」を掲げ、医薬品を「安心」「安全」「誠実」にお届けするという社会インフラを担う企業として事業活動を営んでまいりました。この理念体系の実現に向け活動することこそ、当社グループのサステナビリティに対する基本的な考え方であり、社会・環境課題の解決に取り組み続け、人々の健康に貢献し社会の発展を目指すサステナビリティ基本方針を定めております。事業への真摯な取り組みによる「利益の創出」と、「企業活動が社会に与える影響への配慮」を両立させながら、持続的成長とサステナブルな社会への貢献を目指してまいります。また、この実現に向け8つの重要課題(マテリアリティ)を特定し、取り組みを進めております。


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