企業兼大株主きんでん東証プライム:1944】「建設業 twitterでつぶやくへ投稿

  • 早わかり
  • 主な指標
  • 決算書
  • 株価
  • 企業概要
  • 企業配信情報
  • ニュース
  • ブログ
  • 大株主
  • 役員
  • EDINET
  • 順位
  • 就職・採用情報

企業概要

 当社グループにおいては、社会並びに顧客の複雑化、多様化するニーズに対応するとともに、安全、高品質、効率的施工の実現のために、工法・工具の改善から新技術の研究まで幅広い技術・技能の研究開発活動を行っている。

 当連結会計年度における研究開発費は671百万円であった。また、当社は京都研究所をはじめ、技術企画室、技術本部、環境設備本部、情報通信本部及び電力本部に研究開発の部署を置き、研究開発活動に取り組んでいる。また、電力関係については関西電力㈱及び関西電力送配電㈱の支援・協力のもと研究開発活動に取り組んでいる。

 当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の主な結果は、次のとおりである。

(設備工事業)

 (1)蓄電池併設型太陽光発電(ソーラーストレージ)システムの出力制御

 物流倉庫など大きな屋根を持つ施設は、大規模な太陽光発電設備を設置できるスペースがあるにもかかわらず、施設の消費電力が少なく発電電力を使いきれないため、小規模な太陽光発電設備の設置にとどまっていた。大規模発電設備とし、その発電電力を最大限に使用するには、蓄電池を併設し、DC/DCコンバータ・双方向パワーコンディショナ(PCS)を用いる必要がある。しかしこの方法はコスト増で採用されないだけでなく、所内負荷が減少し逆潮流が発生すると発電が停止する恐れがある。これを防止するためには、PCSの出力を調整し逆潮流させない運転方法が必要となっていた。

 そこで今回、コスト面を重視しDC/DCコンバータ・双方向PCSを使用せず、片方向PCSに蓄電池を併設し、太陽光の発電電力を充放電制御する経済的なシステムを開発した。このシステムは従来型に比べ、構成がシンプルでコストダウンにつながるため、蓄電池併設型太陽光発電システムの導入拡大が期待される。

 また、負荷減少による逆潮流の防止対策として、不足電力継電器(UPR)を用いて、PCSのインピーダンスを調整し出力調整するシステムを開発した。この制御方法は、逆潮流が発生する前に負荷減少を検出し、PCSの出力を抑制するため、発電を停止することなく運転継続できる。

 (2)端子締付け管理システム

 電気設備として重要な管理が求められる幹線締付けに焦点を当て、経験の浅い作業員でも確実に締付け・マーキングができる「端子締付け管理システム」を開発した。充電インパクトドライバーとインパクト用マーキングで構成されたシステムとなる。

 従来の手動トルクレンチを用いた手法と、開発した端子締付け管理システムによる締付けおよびマーキングを比較した場合、30%~40%の作業時間が短縮でき、作業効率が向上した。

(特 徴)

・トルク設定が簡単で、作業員の技量に関わらないトルク管理が可能

・過度な締付けや二度締めを防止

・締付け後のスピーディーなマーキングが可能

・バッテリーの低下によるトルク不足を防止

・せんき(ボルトにうまくねじ込めずに新たなねじを切る現象)対策が可能

(仕 様)

・サイズ:[W]153mm×[D]59mm×[H]231mm

・重 量:約1.15kg(電池パック含む)

・締付け及びマーキング対応サイズ:M8、M10、M12

PR
検索
Ullet経審
企業をしらべれば人生が変わる! -就活やビジネスを成功に導くユーレット活用術-

他社比較

help他社比較するには?


注目情報

他社比較
「味の素はどっち?」いろんな会社を比較してみよう!
Ulletニュース
過去の掲載記事等の一覧。

マイリスト

ページ

ここに企業名をドラッグ&ドロップすると、リストに追加することが出来ます。

戻る次へ

閲覧履歴

ページ

ここに閲覧した企業の履歴が表示されます。

戻る次へ

関連サービス

Ullet経審
160,000社の決算書データ公開。売上高や評点別ランキングも。
aera 西野グローバルIT研究所 環境新聞・ユーレット合同企画『CO2と経営』